僕が住むなら。

設計プランニングのとき。
僕たちの頭の中で動き始めるのは、そのご家族の暮らしの物語です。

朝起きて一日の時間が流れ、一年の季節が移ろう。
そうして、ご家族が年月を重ねていく。
毎日この場所で家族が出会って、動き回って…
そんなドラマをイメージしながらプランします。

そのご家族を思いながら、もう一つ頭の中で考えることは
〝僕が住むなら〟ということです。

音楽が好きと聞くと、音楽が好きな〝僕なら〟。
サーフィンが好きだと聞くと、サーフィンが好きな〝僕なら〟。
子どもがいる28歳のお父さんなら、
28歳の父親になりきって、プランを立てます。
子どもたちの走るドカドカドカッという足音が聞こえてくる…
というくらいまで想像します。
そんな暮らしにふさわしい家とは…を考え抜くわけです。

僕が住むなら。
それは、住む人になりきってプランするということ。
そこまで入っていってできたプランだから、
自分たちの家だと共感し、感動していただけるのだろうと思います。