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いいものを長く使う。 シンプルに、きれいに暮らす。
夫婦が大切にする価値観

 建築関係の仕事をされる職人肌のご主人と、フルタイムの仕事を持つにこやかな奥様。ご夫婦のセンスの良い衣服や生活用品から伝わってくる共通の価値観は「いいものを長く使いたい」。それは家に対する考え方も同じで、木や漆喰などの自然素材をふんだんに使った家づくりを選んだのも「いいものを長く」というこだわりからでしょう。「私たちにとって家は、たぶん一生に一度の高価な買い物。だから、質のよい長持ちする家、ということを一番に考えましたね」と奥様は語ります。

平屋のように、楽ちんに暮らす

いいものを長く使う。 シンプルに、きれいに暮らす。
忙しい毎日だからこそシンプルに暮らしたい。そんな奥様の思いをかなえるように、2階建てのこの家は子供部屋以外、ベッドルームからダイニングリビング、キッチンと生活に必要なものが1階に集中しています。「ほんとに楽ちんな家。朝起きて、洗面から、着替え、食事まで、1階ですんでしまいます。2階建てなのに、平屋のように暮らすことができるんですよ。家族との距離も近く感じます」。それは、自分の体にちょうどいい寸法の衣服を身につけたときのような、ジャストサイズの心地よさ。そして、シンプルな暮らしは収納へのこだわりにも。「視界に入るところには、いろいろものを置きたくないので、パントリーなどに収まっています。しまうところがあるから、きれいに暮らせるんですよね」。お気に入りの小物や家具などがほんの少しだけ飾られた、シンプルできれいな暮らしの空間が広がっています。

〝リセット〟する楽しみ

いいものを長く使う。 シンプルに、きれいに暮らす。
 実は、M様の「きれいに暮らす」は、ご主人独特の「趣味」も大きく関係していました。それは奥様が苦笑するほどの〝掃除好き〟。「主人が本気モードのときは、私と娘は外出を命じられます」。パントリーの中は一つ一つ小物をのけてホコリを取り、お風呂場は毎回洗う順序まで決めて磨きあげるのだそう。「間取りがシンプルだから、掃除もしやすいんですよ」と、ちょっと照れながらご主人。でもきっと、掃除をするということは、ご主人にとって〝仕事〟ではなく「楽しみ」。すみずみまで掃除をしながら、家が自分の好みの風合いになるのを待っているようにも思えます。掃除とは、部屋をきれいにするだけでなく、生活感をため込まず暮らしをリセットすること。家族がいつも新鮮な気持ちで迎える、日々の暮らしがそこにあります

愛着を育む家

いいものを長く使う。 シンプルに、きれいに暮らす。
「居酒屋にしてしまいたい」と二人で笑うほど飲むことが好きで、人が集まるM様の家。外でバーベキューをしたあと、家の中で飲むのがいつものパターン。「新しい家になってから、みんながいる時間が確実に長くなりましたね。家が人を帰さないんじゃないかと思うくらい」。そんな居酒屋ライクな居心地の良さがあるM様の家は、何年もかけて見つけた実家のそばの土地に建てたもの。住宅街の奥まった土地とはいえ、広々とした敷地には車数台分の駐車スペースと、野菜づくりが好きなご両親の小さな畑も見えます。家は完成したけれども、暮らしの完成はまだまだこれから。「自分でも思わぬ発見だったのが、下がり屋根の広い玄関ポーチで楽しむバーベキューやそうめん流し。ああ、この家って、こんなふうに便利なんだと、気づくことがいっぱい」。ほんの10センチ幅のベッドサイドのニッチ、トイレの前の縦格子、玄関先の作り付けのキーボックス。住まいの小さな工夫の一つ一つの価値に気づき、だんだんと暮らしに馴染んでいく。住む家への愛着は、そんな日々の積み重ねが育てるものなのでしょう。